【男性育休体験記】育休を通じて家事や育児のスキルアップ、こやたかさん(7ヶ月取得)

男性の育休体験記

男性育休は人それぞれです。家庭環境や職場環境等に応じて育休のあり方は異なってきます。

そんな多様な男性育休について、男性育休取得者の体験記を通じてお伝えしてしていきます。

今回の男性育休体験記は「こやたかさん」です。

プロフィール

・名前 こやたか
・具体的な育休取得期間 2020年4月16日〜11月15日(うち、最初の1ヶ月間は有給休暇)
・居住地 東北地方
・職業 会社員(1001人以上)
・育休取得時の家族構成 パパ35歳、ママ31歳、長女4歳、長男0歳
・こやたかさんのSNS
Twitter:https://mobile.twitter.com/KoyatakaTD
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UC_0HMU0hWnPcqxQxiYgaarg
ブログ:https://note.com/takahi115

育休を取得した理由

理由①第一子の反省

育休を取得した一つ目の理由は第一子の出生時の経験があったからです。第一子出生時は比較的穏やかな職場環境で有給休暇を活用するなどして育児にも携わることができました。しかし、娘が生まれて10か月後、急に単身赴任となりました。赴任地は家から500kmの距離でした。週末の度に家族に会うために500kmを車で走って帰る生活を送ることになりました。平日は妻に家事や育児を任せっきりの生活です。本当に妻には苦労をかけたと思います。

理由②体調を壊したこと

2つ目の理由は体調を壊したことです。単身赴任からの異動で家族と暮らすことはできるようになったものの今度はブラック部署に配属になりました。そこの業務内容や労働環境を必死に改善するしようと孤軍奮闘しました。まだまだ若手の私一人が頑張ったところで職場が変わることはなく、結果的に私の精神がすり減ってしまいました。そして抑鬱病と診断され、2ヶ月の休業となりました。この時期に会社のカウンセラーに相談に乗ってもらいながら、今までの自分の働き方を見直しました。そして、「人生の途中で立ち止まりシフトチェンジすること」、「自分が本当にやりたいことに素直になること」の大切さを学びました。第二子出生児には自分の気持ちに素直に家事や育児をとおして家族をサポートするために育休を取得しました。

育休取得プロセス

パートナーへの相談〜相談の末に納得してもらう〜

育休取得に関してはまずは妻に相談しました。すると、妻は男性育休について懐疑的でした。
「私専業主婦だし、休み取らなくても大丈夫だよ」
「遊びに行ったり、飲みにいったりするつもりじゃないの?」
「休みたいだけなら、仕事してください」
「給付金だけでやっていいけるの?」
もしかすると、業務多忙で普段から必ずしも家事や育児に十分な時間が取れているとは言い切れないことが原因だったかもしれません。そのため、妻とは育休取得について何度も育休を取得したい理由や育休中の家事や育児の分担について相談しながら、最終的に育休取得について納得してしてもらいました。

会社とのやりとり〜突然の育休開始〜

会社への申請については出産前から育休を取得したいということは伝えていました。ただ、妻と相談して育休取得時期については赤ちゃんがハイハイをし始めて母親一人で面倒を見るのが大変な時期に取得しようということにしていたため、出産前に育休申請はしていませんでした。しかし、第二子出生に際してその考え方は変わりました。お産で母体に大きな負担がかかり妻の安静が必要になったためです。そこで、会社に急遽相談して今すぐに家事や育児を担う必要性を伝えました。当然会社としても急に職場を抜けられては困ると引き止められましたが、妻をサポートするのが最優先であったため会社と交渉を続けました。そして、折衷案として「1ヶ月間は業務引き継ぎをして、次の1ヶ月間は有給休暇(何かあった場合は出社)、その後に6ヶ月間の育児休業」ということになりました。

育休中の生活

家事や育児について〜育休中にスキルアップ〜

家事や育児については育休取得前は必ずしも積極的ではなかったのですが、育休取得後はできることは何でもやるようにしています。

家事

家事については掃除や洗い物、ゴミ出し等の全般を私が担当しています。食事も担当したいのですが、キッチンには入ってほしくないのかなかなか担当させてもらえませんでした。基本的に妻が食事を作っている間に子供の面倒を見るようにしていました。ただ、7ヶ月間の育休期間の最終月には、キッチンで調理をさせてもらうことができ毎日家族に料理を振る舞っていました。育休を通じて妻の信頼を勝ち得たのかもしれません。

育児

育児についてはミルクやおむつ替えは気づいた方が率先してやるようにしています。ただ、夜中の授乳については妻に任せっきりにしています。すみません。また、息子のお風呂は私の担当です。息子はお風呂が大好きなので「キャッ、キャッ」と喜びながら入っています。また、なかなか家にじっとしていられない性分なので、子供を連れて毎日1時間程度散歩に行くようにしています。幼稚園児の娘については、幼稚園の朝の送迎は私の担当です。帰りも迎えにいきたいのですが、「お母さんがいい。」と娘が言うので、帰りは妻に任せています。娘と妻のコミュニケーションの場になっているようです。

家事や育児以外(自己研鑽や趣味、家族旅行、住宅購入等)

育休期間中は家事や育児に忙しいですが、隙間時間や子供が寝ている時間を利用して普段はできないことにも取り組めます。

TOEIC

まずは、子供が起きる前の早朝の時間を利用して毎日TOEICの勉強をしています。TOEICのスコアは会社の昇進にも必要なため何度か受験したことがありました。スコアは390点→420点→495点でした。そこで、育休中にマネージャーになるために必要な600点を目指すことにしました。毎日30分程度コツコツ勉強をして進め、育休期間で約110時間学習に費やし、見事610点を獲得することができました。

メルカリ

また、家にいる時間が長いため、断捨離にはもってこいです。不要なものはメルカリに出品して育休中の生活費の足しにもしています。おかげで家がすっかりきれいになりました。ただ、趣味の車関連の備品についてはなかなか捨てられません。

SNS

育休中は外の世界とのつながりが希薄になりがちなのでSNSも始めました。NoteにTwitter、Youtubeで発信しています。同世代の父ちゃん達に刺激を与えることができればと思っています。

住宅購入

子供が産まれて家族4人になり、そろそろ住宅の購入をしようかと育休中に時間を見つけては家族で物件巡りに行っています。仕事をしていると休日しか動けないのですが、育休中は物件巡りのスケジュールも調整しやすいですし、妻と会話する時間もたくさんありますので住宅購入を検討するいいタイミングです。

育休中の大変だったエピソード〜娘の骨折〜

育休中に娘が骨折をしました。近所に住む従兄弟のお姉ちゃんと自宅で走り回っているうちに転んで右腕を強打したようです。いつものように泣き止むかと思ったのですが、普段とは少し違った泣き方をしていますし腕の痛みもなかなか引きませんでした。病院に連れて行くと骨にヒビが入っていました。子供は回復力が高いので少しのヒビであれば安静にしていれば2週間で治癒するそうです。大事には至らなくてよかった。

実は娘が骨折するのは今回が2回目でした。1回目は2年前の娘が2歳の時に自宅のジャングルジムのアスレチックから落ちて骨折しました。おうち遊びも気を付けないと怪我につながるのだと改めて反省しました。特に、最近は家の中で子供達が遊ぶとおもちゃを散らかして障害物が多くなったところを全力で走り回ったりするので、転んで怪我につながるリスクがあります。そのため、今回の件を踏まえて、家の中だからと安心しないで、大人がきちんと注意を払って玩具の片付けを一緒にしたり、興奮しすぎないように適宜休憩を入れるなどの工夫が必要と感じました。

育休を振り返ってみて

家事や育児の大変さ

育休中に感じたことの一つ目は「家事や育児の大変さ」でした。第一子のときは当たり前のように妻が家事や育児の大半を担っていました。私は家事はたまにやるぐらいで、朝まで飲んで帰ったこともありました。さらに娘が1歳~2歳前までは出向していた私は週末しか帰らないので、平日は家におりませんでした。

しかし、育休中は「家事や育児」にも全力で取り組みました。第二子の長男の育児は新しいことの連続でした。第一子の長女の時に働きながらも育児を一通り経験してはいましたが、実際に毎日育児に携わると、子供の性格も習慣もまるで違いますので新しいことばかりでした。

また、娘は幼稚園にあがり、家では以前よりは手がかからなくなったものの、長男が生まれた当初は赤ちゃん返りもありました。家庭外でも習い事や幼稚園の行事準備や弁当作りなども増えました。こうした育児の負担は働いていた頃に想像していたよりもとても重く、また、その合間に家事もこなさなければなりません。

育休を取得しなければ妻に全てを負担させてしまっていたと思うと恐ろしく思います。育休を通じて、こうした家事や育児の負担を少しでも分担し、家族をサポートすることができて良かったと思っています。

子育ての素晴らしさ

育休中に感じたことの二つ目は「子育ての素晴らしさ」です。育休中は二人の子供の成長を間近で見ることができました。7ヶ月の育休中に長女の背はいつの間にかキッチンのカウンターに頭が届くまでに成長し、感情や自分の考えも揚言できるようになりました(そのおかげで喧嘩することも増えましたが)。長男は手のひらより小さい頭で体なんて4㎏ぐらいしかなかったのに今は長女に迫るぐらいの頭の大きさになりました。体重も倍以上に増え、育休が終わる直前の7ヶ月目にはつかまり立ちするようになりました。また、少し生えてきた上下の歯を見せながらキャーキャー騒いでいます。こうした子供達の成長をリアルタイムで見ることができたのは育休を取得したおかげだと思っています。

後ろ髪を引かれながら育休復帰

本当は育休期間をもっと長めに取得したいのは山々なのですが、仕事に復帰します。そろそろ給付金だけで暮らしていくのはそろそろ金銭的に限界を迎えていることや、将来的にマイホーム購入を検討していること、妻の体調も回復し、子供達も順調に育ってきてくれているからです。復帰してしまうと、これまでと同じようには家族のサポートはできなくなってしまいますが、育休を通じて妻と分担してきた家事や育児についてこれからも積極的に携わっていきたいと思っています。

次に子供が産まれたら育休を取得したいか〜是非取得したい〜

第三子の予定は今のところはないのですが、もし第三子が産まれたら育休を取得したいと思っています。子供が小さい時に父親と母親が共に家にいることは子供にとっても良い影響を与えると思いますし、自分にとっても最高の喜びになります。是非、取得したいと思っています。

これから育休を取得する人へのメッセージ〜育休は計画的に〜

育休取得においては、「どうやったら充実したものになるか?」と考えて、育休取得前から事前にやりたいことを考えてみるといいと思います。

同期の反省を踏まえて

実は私が育休を取得する少し前に会社の同期(男性)が育休を取得しました。

彼は3ヶ月間の育休を申請したのですが、1ヶ月前倒して2ヶ月間で育休を自主的に終わらせて職場復帰しました。理由を聞くと、家庭の諸々の事情などもあったようなのですが、一番の理由としては、「家にいてもやることがなくなってしまった。」というのです。

その話を事前に聞いていた私は、彼のようにならないよう、妻に相談しながら育休中の家事や育児の分担、また、家事や育児以外の活動等、育休期間中に“自分でやるべきこと(もちろん、できなくてもよいですが)“をある程度準備した上で育休に入りました。

そのため、7ヶ月間の育休生活でしたが大変充実したものにすることができたと思っています。これから育休を取得される方は何となく育休を取得するのではなく目的意識を持って育休を取得することをお勧めします。

お金は大切に

また、金銭面の計画も大切です。育休中は育児休業給付金から給付をもらえますが、給付率は67%ということもあり少なからず収入は減少します。仕事している時と同じ感覚で気軽に欲しいものを購入しているとお金がなくなってしまいます。休みに入ったから、ご家族で遠出や旅行に行きたい気持ちもわかりますが、家事や育児の時間に当てて無駄な出費がないようにしましょう。また、育児休業給付金の給付時期の関係で給付は3ヶ月程度遅れるため、しっかりと生活費を把握するとともに2〜3ヶ月分の生活費を賄える貯金をする必要があります。

このように、長期育休を取得する方は日々の生活費に気をつけるとともに、事前にしっかりとした資金計画を立てることをお勧めします。

※育休中の金銭事情(育児休業給付金や社会保険料免除、税金、生活費、必要な貯金等)をまとめた記事がありますので、気になる方は是非ご一読ください。

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コメント

  1. こやたか より:

    シカゴリラさん

    今回このような機会を与えてくいただきありがとうございました!
    この体験記が誰かの役に立つことを祈っています。

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