【男性の育休体験記】「産後のママ(帝王切開)と二人の子供を全力サポート、はれパパさん」(3ヶ月取得)

男性の育休「AtoZ」

男性育休は人それぞれです。家庭環境や職場環境等に応じて育休のあり方は異なってきます。

そんな多様な男性育休について、男性育休取得者の体験記を通じてお伝えしてしていきます。

今回は第一子の経験を踏まえ、帝王切開で出産したママと二人の子供を全力でサポートするために育休を取得した「はれパパ」の体験記です。

イラスト提供:ゆーぱぱ

1.プロフィール

・名前:はれパパ
・具体的な育休取得期間:2018年12月~2019年2月末まで 3ヶ月
・居住地:長崎県
・職業:会社員(1001人以上)
・育休取得時の家族構成:パパ31歳、ママ33歳(専業主婦)、長女3歳、次女0歳
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2.育休を取得した理由

第一子である長女出産においては育休を取得しませんでした。そのため、仕事と並行しながら子育てのサポートをしていたのですが、泊まり勤務があった場合は夜泣きや突発の病気などに対応できないことがあり妻に多くのストレスがかかりました。

その結果、妻が精神的に不安定になってしまいました。私が仕事を調整して家事や育児を分担したかったのですが、仕事の都合で私自身は身動きがとりにくかったため、義実家の親に頼ることが多々ありました。

こうした第一子の出生時の経験を踏まえて、ママの体調が戻ると共に、子どもがある程度大きくなり夜寝る時間が長くなるまではパパが育児や家事を担う必要があると思い、第二子において育休を取得することにしました。

3.育休取得プロセス

(1)家族とのやりとり

2人目が産まれるとき、長女はまだ幼稚園に入園する年齢に達しておらず、子供二人の面倒を見る必要があったため長期の育休を検討したました。私の仕事の状況等を踏まえて3ヶ月程度育休をとろうと妻と話し合いで決めました。

(2)会社とのやりとり

妊娠がわかってしばらくした後に、上司に育休を取得したいと申告しました。

当時の上司は、子供がいて子育ての大変さをわかっている方でしたので、育休取得について反対されるようなことはなく、スムーズに話を進ませることができました。

育休についての上司との話し合いは育休取得までに6回ほど行いました。

以下の内容について育休を取得するにあたって不安がないように上司と話し合いました。

  • 育休の取得期間
  • 仕事の引き継ぎ状況
  • 仕事復帰後の仕事内容など

4.育休中の生活

(1)家事や育児について

基本的な家事は全てやるようにしました。特に料理に関しては自分も好きだったので率先して取り組みました。また、育休は育児の隙間時間で家事をする必要があり、家事に関する負担を減らすためにコードレス掃除機や食洗機などを購入しました。こうした電化製品のおかげで家事が楽になりました。

育児に関しては長女の面倒は私が中心に見ていました。下の子が産まれて長女がママを取られて寂しい気持ちにならないように、積極的にスキンシップを図りました。体を動かすと娘は気落ちがリフレッシュするようなので公園などにもよく連れていきました。次女に関しては、オムツ替えやお風呂等を積極的に行いましたが、授乳についてはママにお願いしました。

(2)家事や育児以外

育休期間中は、親に孫の顔を見せるためにお互いの実家に遊びに行くことが多かったです.

自己研鑽としては、お金に関する知識を身に付けたかったので積極的に勉強しました。子ども手当てについては、子ども用の口座を作りジュニアNISAの口座積み立てを始めました。

(3)育休中の大変だったエピソード

出産が帝王切開によるものだったので、ママの体調が戻るまでに時間を要しました。

帝王切開は、普通分娩と違って手術でお腹を切って出産させます。そのため、出産直後は麻酔が効いていてママの意識はもうろうとしてます。さらに、麻酔が解けたあとも、約1週間はベットの上で安静にしておかないといけません。

通常の出産と比べて1週間以上は体調が戻るまで時間がかかります。

安静にしている期間は、赤ちゃんは看護師さんにお世話してもらいます。次女が産まれた際は、長女を妻の実家に預けることができたため、安静期間がすぎたあと、自分は次女のお世話に専念することができました。

育児をしていく中で大変だと感じたことは、夜のオムツ替えです。暗い中での作業になるため明かりをつけたくなりますが、周りの家族を起こすわけにはいかないので小さいライトを使いながらオムツ替えしていきました。眠いなか不定期に起こされるのはきついです。

また、他に大変だと感じたことはママが乳腺炎になり病院に行くことになったときに初めてのワンオペ育児をやったときです。

  • オムツ替え
  • 寝かしつけ
  • 長女のお世話
  • ご飯の準備
  • 掃除
  • 洗濯

これらを1人でやりきるのは厳しかったです。途中泣きそうになりながら子供の食べこぼしなど掃除していました。

次女をおんぶしながら、ご飯の準備や、洗濯などをしようとするのですが、次女は泣きじゃくるし、長女も遊ばないといけないし、やらないと時間は刻々とすぎていくし、で泣きたくなります。1人で同時作業は無理があります。

育休を通じて育児や家事を担ってみると、子ども2人の面倒をママ一人で見るのはとても大変だと感じました。

5.育休からの復職

(1)復職前の会社とのやりとり

会社の状況などを上司からメールで教えてもらっていました。

(2)復職後の仕事

職場復帰ごの苦労は自分は恵まれたことに特にありませんでした。

(3)復職後の家事や育児

妻と2人で協力して家事をやるようになりました。また、長女に関しても時間をしっかりとることで寂しい思いをさせていないと思います。

6.育休を振り返ってみて

3ヶ月という短い期間でしたが育休を取得して本当によかったと思います。

育休期間中に経験したことは次に挙げる3つのスキルがアップすることにつながりました。

  • 料理のスキル
  • 掃除のスキル
  • 物事をやる順番を考えるスキル

今の家族生活や仕事のなかでとても役に立っています。

そして、子育てはママの仕事じゃないこと、2人で助け合いながら子育てすることを身をもって学ぶことができました。

7.次に子供が産まれたら育休を取得したいか

ぜひ取得したいと思います。 ママの体調が戻るまではパパが頑張らないといけないので。

8.これから育休を取得する人へのメッセージ

第一にママの体調が早く戻るようにパパは家事と育児について出来ることを全部やっていきましょう。

ママのメンタルが不安定になる時期があります。突然うつのような症状になったり、パパに対してきつく当たってくることがありました。その時のホルモンバランスの変化などで生じていることもありますので、いい思い出として受け止めてください。

余裕がでてきたら、たまにはパパのストレス発散もやってください。

ストレス発散でおすすめなのは、

  • 自然の中で散歩する
  • 温泉にゆっくり浸かる
  • なかのいいメンバーとスポーツをする

この3つですね、ギャンブルやお酒はストレス発散におすすめできません。ママの反感を買うことにもなります。

9.その他:育児休業給付金について

他の方も言っているのですが、育児休業給付金は2~3ヶ月後に支給されます。その間は、本当に収入0です。

しかも、住民税の支払いは前年度のものなので支払わないといけません。 まとまった金額なので、その分もしっかり準備する必要があります。

しっかり計画して貯金したほうがいいです。

以上、「産後のママ(帝王切開)と二人の子供を全力サポート、はれパパさん」でした。

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