「男性の育休」に関するアンケートレポート【育休パパ編】

パパ育コミュ

パパ育コミュが実施した男性育休アンケートの結果のうち、「育休パパ」に関する集計結果を以下に掲載します。

なお、男性育休アンケートの「全体報告書」及びアンケート結果に基づく分析については「男性育休白書2021」掲載されております。

是非書籍についても手にとっていただければ幸いです。

【育休パパ集計結果】

子育てパパが集うプラットフォームである、パパ育コミュ(現在メンバー111名、うち育休パパ25名)では「男性の育休のリアルな姿をありありと伝えたい」という想いから、414名のパパママを対象に「男性の育休」に関するアンケート調査を実施しました。

【概要】

※カッコ()内番号はグラフ番号
<育休取得の目的・きっかけ>
会社員(1,000人以下)や公務員では、「自身が(育休取得の)先駆者となる」ために育休取得を取得した人が半数を超える。(17)
育休期間が長いほど「キャリアや生き方」を見直すことを目的とする人が多く、周囲に前例がいるほどその傾向は強くなる。(18・19)
<育休取得に向けた準備段階>
公務員の場合は半数以上が「職場人員の不足による業務引継ぎ」に苦労している。一方、会社員の場合は「属人的業務の引継ぎ」に苦労している。(27)
「属人的業務の存在」や「育休を取得しにくい雰囲気」が、育休取得期間の短期間化に影響を与えている可能性が示唆される。(28)
<育休取得期間>
会社員は「1か月以上~3か月未満」が最も多く、公務員は「6か月以上~9か月未満」が最も多い。(9)
また、実際の育休期間が短いほど「もっと長く取得すればよかった」と感じる人が多いことがうかがえる。(12)
<育休生活の実態>
育休中は育児そのものに苦労・心配すると感じる人が6割を超える。(37)
育休期間が長くなるにつれ、「社会との関係性」や「金銭的負担」、「復帰後の待遇」について不安になる人の割合が大きくなる。(39)
育休期間が長くなるほど、育休中の育児や家事以外の活動は盛んになり、SNSやブログといったコミュニケーションや資産運用、副業など自己研鑽に励む割合も大きい。(42・43)
<男性育休の評価>99%が育休を取得してよかったと満足している。(44)
育休から復帰している人にとっては、「会社での育休を取得しやすい雰囲気の醸成」や「会話の幅の広がり」という点でメリットを感じている。(45)
また、育休期間が長いほど、「仕事から離れてリフレッシュ出来た」、「キャリアを見直すきっかけとなった」と感じている。(46)
<男性育休の普及に向けた意識>
普及にあたっては「取得しやすい雰囲気醸成」や「男性育休に対する社会・会社の理解促進」などが大切であるが、特に育休中・育休取得済みの人からは「男性が子育てに参加する必要性の啓蒙」の重要性が指摘されている。(50・51・52)
育休取得当事者が気を付けるべきこととして、「早めの上司への相談」、「同僚との信頼関係構築」、「普段からの育児家事コミットメント」が大切であるが、特に会社員(1,000人以下)では、「早めの人事部への相談」も重要度が高い。(55)
<男性育休と少子化対策について>
少子化要因としては、「金銭面の負担」に加えて、特に育休期間が長いほど「出産や育児伴う仕事への不利益」や「保育サービスの不十分」といった点が少子化に影響していると捉えられている。(60・61)

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コメント

  1. […] […]

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